2011東北ツーリング6日目 9/24(土)

昨夜の宿は、最近人気のビジネス、ホテルスーパーホテル。

朝食はカレーがあったりして、なかなか美味しかった(笑)


仙台の街は、地震で損傷を受けたのか?
シートを掛けて外壁を修理しているような建物があちこちにありました。

ん~良い天気だなぁ~

このホテル、駐輪場が無いのが玉に傷でしたが、近くに市営の地下駐輪場があったのでバイクはそこに停めました。

バイクを取りに行くと・・・
ん?なんだと?昨日ちゃんとお金払ってるぞ?

日付が変わっているので、新たに料金が発生するのだそうです。
前夜+本日分で合計200円でした。

今日は、宮城から福島へ海沿いを南下して行きましょう。

仙台駅あたりから、仙台東ICを抜けて海沿いに向かいます。
海に近づくと、通行止めで海岸には行けませんでした・・・


当初、海沿いを閖上や仙台空港方面に行こうと思ってたんだけど、しょっぱなから迂回することになりました。
R4バイパスまで戻って、市街地を南下します。


関東と東北を結ぶ大動脈であるR4は、さすがに交通量も多く、あちこちで渋滞していました。


仙台空港周辺の海沿いは、地盤沈下で水没したままのところもあるし、地元車のみ通行可だったりしたので素直に迂回して亘理町までやってきました。

とても良い天気で、気持ちの良い青空でした。

お城のような亘理駅。アレはなんだろ?

駅に隣接している悠里館という、地域の複合施設だそうです。

亘理駅までは仙台からの常磐線が復旧しています。
ここから相馬、原ノ町方面の海岸線に沿って走る区間は、壊滅的なダメージを受けています。

常磐線に沿って、山元駅方面に向かいます。


なんか渋滞していると思ったら、道が半分無くなっていました。


海が見えてくるこのあたりは、1F部分が壊れて、かろうじて立っている家屋がいくつかありました。


完全に流されて、土台だけ残っているお宅も・・・


坂元駅前にあった山元町総合案内板。


津波は、海から常磐線の線路を超えたあたりまでの一帯で、すべてのものを流してしまったようでした。

ホームの上に立ってみる・・・


ホームの舗装をも引き剥してしまったのですね・・・


駅の周りは、民家はすべて流されてしまったのかな?

荒涼とした原野のようでした。

一旦R6に戻り、新地町に向かいます。


国道から少し線路側に入ると、そこは、遥か彼方まで見渡せる荒れ野原。


新地駅があるはずと思って探していたけどなかなか見つかりません・・・
海の近くまで行ってしまったりしましたが・・・
あれ?線路は??
国道と海の間に線路があるはずなので、海に行く間に必ず渡るはず・・・
でも、線路渡らず海まで行けます・・・
そう、線路は跡形もなく流されてしまっているのでした・・・

かろうじて線路の跡と判った、橋台。

枕木とか、レールなどは確認できませんでした。


周辺には、1階部分がブチ抜かれてしまった家屋が残されています。


新地駅を見つけました。


どこに線路があったのかも判らなくなっています。


誰が置いたか、かつては駅前に掲げられていたであろう観光案内の、ひん曲がった看板が悲しかった。


駅周辺には、建物の痕跡は何も残っていません。


少し内陸に戻り、R6を相馬市街地に向かいます。

電光掲示板が、この先の原発関連立ち入り制限区域の通行止めの案内を表示していました。

コデュロイパンツの尻のポケットに携帯をねじ込んでいたら、保護シートがペリペリッと剥がれてしまいました。
せっかく新品おろした時から貼っていたモノだったので、剥がれてしまうと傷がつきそうで気になってしまいます・・・
相馬市街地に電気店があったので、早速購入して貼っておきました。これで一安心です(笑)


R6をさらに南下し、相馬市の南端で日立木駅方面に向うr164に入ります。

r164は以前サイクリングイベントで通った道です。
すでに記憶が曖昧ですが、当時の記憶の断片を繋ぎ合わせてみます。

実った稲穂が金色に輝いています。秋真っ盛り♪

しかし・・・ここは原発から40km位です。
実った米は食べられるのでしょうか・・・

r164は阿武隈の麓の田畑の中を進んで行きます。

長閑な田園風景が広がる素敵な道でした。

JR常磐線日立木駅。
サイクリングイベントでこの駅の傍らを通った時には、あぁ、ここで列車に乗れば自宅まで一本で帰れるんだ!と思ったところでした。


運休区間なので、線路が錆付いています。


運休中にもかかわらず、乗車駅証明書発行機には赤いランプが灯っていました。
恐る恐るボタンを押してみると、普通に発券されました。


r164は、道なりにr34となり、R6とほぼ平行して内陸側を浪江町方面に向かいます。

交通量も少なく、走りやすい道です。

原ノ町でr12に右折。飯舘村に向かいます。


山に向かって走って行くと・・・


程なく、飯舘村に着きました。


飯舘村は、周りを山に囲まれた窪地のような地形で、それが、比較的高くなってしまった放射線量の原因とも言われています。


飯舘村の中心部かな?県道との交差点周辺に建物が集まっています。


でも、なんか妙な感じです。建物はあるのに人の気配が無いのです。
ここは原発から30km圏内、緊急時避難準備区域です。

目につくお店というお店は、すべて閉店していました。






「もりの駅まごころ」という観光客向けの物産店のようなものがありました。

営業はもちろん休止中・・・

脇の自販機で飲み物を買おうとしましたが、電気も止まっているようで買えませんでした・・・

R399との交差点。

ここにも数軒のお店や民家がありましたが、人の気配は全くありませんでした。

このあたりが飯舘村の中心街かな?道に沿って、民家や商店が立ち並んでいます。

ガラス戸の商店はカーテンが閉ざされ、民家も雨戸が締まっているお宅がほとんどでした。


集落を抜けると、長閑な農村地帯を行く一車線道路となります。

これぞ、まさに3ケタ国道の正しい姿(笑)

箱庭のような田園風景の中を進みます。


あれ?R399が浪江町の手前、飯舘村長泥地区で通行止めです・・・

これは、原発の立ち入り制限区域(20km圏内の通行止めではなく、台風で峠の道が壊れてしまった為の規制のようでした。

仕方ないので、r62を西に向かい、峠を迂回します。

r26長泥の交差点の東側は・・・こちらも通行止めになっています。

こっちは原発から半径20kmの立入制限区域となっていました。
このあたりの家屋も、ひっそりと静まり返って人の気配は全くありませんでした。

交差点の傍らには放射線の線量計が設置されていました・・・

長閑な山村には、どう見ても似つかわしくないものですね・・・

R399不通箇所を迂回する為に、r62を西に向かいます。

農村地帯を進む一車線の道です。

川俣町に入りました。

このあたりの地名は、報道で良く耳にするので、すっかり有名になってしまいました。

ひと山越えて、山木屋の集落でR114に突き当たります。
R114を東に、原発方面に向かって走ります。



この集落も、ひっそりと静まり返っていました・・・

R114から右に分岐して再びR399を進みます。

R114を直進すると、すぐに原発の立ち入り禁止区域の為の通行止めになってしまいます。

浪江町に入りました。

相変わらず人の気配はなく、警察車両だけが時折忙しそうに行き交っていました。

やっと先ほどのR399不通区間の反対側に出てきました。


R114を直進すると、すぐに立ち入り制限区域です。

R399は、検問の手前から南に曲がれます。

この目と鼻の先が、制限区域の検問。
車など何も走っていないので、担当の警察官はいつもは車内で待機しているのかな?

ヲレが近づいて行ったら、5~6人の警官が赤い交通誘導灯を持って、道路に駆け出てきました。

そう、ネズミ取りで止められるあの感じ・・・心臓に良くありません。
近づいていろいろ聞かれるのも面倒なので、このあたりでUターンしてR399に向かいました。

R399は、かつて、サイクリングイベントで自転車で走ったりしたことがありましたが、自動二輪でも走り易く、バラエティに富んだとても良い道だと思います。


ぽつぽつ建物は見えるのですが、人の暮らしの気配はありません・・・


葛尾村に入りました。だんだん原発に近づいています。

空き巣被害を防ぐために警戒強化中と看板があちこちに出ていました。

無人の集落がいくつもありました。

こんな状態だと、空き巣にも入られてしまうよなぁ・・・

葛尾村の観光マップが寂しげに佇んでいました・・・


田村市に入りました。


人気のない里山風景の中を進んで行きます。

道は貸切です。

余りに誰にも会わないので、ちょっと心細くなってきます・・・


R288とR399の併用区間。

R399は右折していわき方面に向かいます。
そして、R288を直進すると、原発のある双葉町です。

この交差点の先が20Km圏の境界です。
R399分岐のすぐ先には警察の検問所がありました。
このあたりが原発に一番近い所です。

人気のない集落・・・

人々はどこに行ってしまったのでしょう・・

川内村に入ります。

R399は、狭隘な区間や広く整備された区間が交互に現れ、渓流沿い、林間、田園と通過する場所もバラエティに富んで、とても楽しく走れる道です。
ここまで走って楽しい道はめったにないというくらい素敵な道です。

R399から脇にそれる道で原発方面に向かっている道は、ことごとく立ち入り禁止のゲートで封鎖されていました。


集落はどこもひっそり静まり返っていました・・・






R399はさらに田畑の間を進み・・


このあたりだったか?
釣り堀とライダーハウスの看板がありました。
【松浦釣り堀】
原発の影響があるけど、果たして営業は出来ているのかな?
もしやっているなら、是非泊りがけで阿武隈の山道をじっくり走ってみたいと思いました。

なだらかな山間を抜け・・・


そして、少しづつ山深くなってきて・・・


道が狭隘となり、勾配もきつくなってきます。


いよいよ峠を越えると、いわき市です。


峠を一気に下り・・・


いわき市の平地に下ってきました。


R399からr61に折れて、四ッ倉を目指します。

実に良い天気です。

海沿いには、一階部分が壊れてしまったお宅が残っています。


蟹洗温泉は休業中・・・


道の駅 よつくら港は、仮営業中。頑張ってください!


以前、サイクリングイベントでPC(チェックポイント)だったコンビニ。

看板が無くなってしまっていたので、最初は判らず素通りしてしまいました(笑)

r382を、新舞子浜から塩屋埼方面に向かいます。


新舞子浜海岸は静かな砂浜でした。


壊れたままのお宅がいくつも残されていました。



この家並の前の道の反対側はすぐ砂浜で、そこではたくさんの若者たちがサーフィンに興じていました。

海沿いに豊間地区を抜けて合磯地区に行こうと思いましたが、いまだに通行止め区間があったので、迂回して行きました。

豊間のセブンイレブンは、相変わらず仮設店舗のままでした・・・


6月にボランティアで活動した合磯地区。


壊れた家屋などは、片付けてはありましたが、直している様子もなく6月の状態そのままでした・・・

このあたりは、家を治して暮らしている人はいないようでしたが・・・
どうなってしまうんだろう・・・

海沿いを離れ、いわき湯本方面に向かい、高速で一気に帰る事にしました。

日が暮れる前に高速に乗れるかな?

夕暮れ時の湯本の駅付近の繁華街。
ホテルや旅館は営業を再開しているのかな?

原発関連や復興関連に従事する方専用に営業再開したところも多いようです。

いわき湯本ICから常磐道に乗ります。


そういえば、今日は仙台で朝食を喰ったきり、まともに昼飯も食べてなかったな・・・
どこかで軽く食べて帰ろうかな・・・

途中のSAで給油ピットイン。
売店を眺めたら、青森産ホタテとイカを焼いて売っていた。

産地の信憑性は甚だ怪しいが、見た目は美味しそうだったのでイカとホタテと両方頂きました(笑)

あとはたいした渋滞にも遭わずサクッと帰宅。

今年の夏休みは、これで終了。

北海道には行けなかったけど、東北を巡る旅は自分にとってとても有意義なものでした。

今までしてきた支援活動が、本当に被災地の役に立ったのだろうか?
これからはどういう形で支援して行けば良いのか?
そんなことをいろいろ考えさせられた旅でした。

東北の復興をこれからも見守って行きたいと思います。

<走行距離 463.4km/2460.8km>