自転車「MICHEL501」のレストア

 買い物等普段使いにしているママチャリは、娘が中学時代に乗っていたもので、もうずいぶんくたびれて来ました。

ママチャリなんで、保管も雨ざらしだし、消耗部品等も、壊れたりすり減って使用限界になるまで使い倒してから交換やO/Hをしてきましたが、いよいよ機能的にも外見的にも、スーパーの駐輪場なんかで若干みすぼらしい雰囲気が漂ってしまうようになりましたw

メインで乗ってる赤いミニベロのパーツをチマチマとアップグレードしたり、ホイールを何セットも組んだりしているうちに、もう一台自転車が組めるくらいの余剰パーツがストックされました。

ママチャリ用途で雑に扱えるミニベロを一台組もうかな?

今乗ってるのと同じ系統のフレームがあれば、パーツやホイールの互換性もOKだし。

そんなんで、メインのミニベロを購入したショップさんに問い合わせたところ、ボロボロなのでもで良ければ・・・ということで、現用の自転車と同型車種で後期モデルのフレームを譲って頂けることになりました。

2024年2月中旬に引き取ってきました。

塗装はどうせ剥離するので、汚くても大丈夫。

致命的なフレーム曲がりや潰れ、腐食などが無ければOKです。

いくつかのパーツは付けたままにしてもらいましたが、使うのは前後のキャリア、ステム、ハンドル、シートポストくらいなものかな?

それだけでも、別途購入したらかなりの金額になってしまうので、ありがたいことです。

台湾生まれの「MICHEL501」。

「MICHEL501」は、今現用している自転車「ARKS501」の兄弟分になります。


ん~~レストア屋の血が騒ぎますなw

さて、まずはバラしにかかります。

細かいところもチェックしましたが、致命的な瑕疵は見当たらず、一安心です。

ばらしたフレームは、まず最初に塗装を剥離の準備をします。

剥離剤は昔のような強烈な奴は今はもう無いのかな?

臭いも効き目もずいぶんマイルドになったような?

まぁ、そのおかげなのか、飛沫が飛んで皮膚に付いたりたりしても、「痛てててぇ~!」と、のた打ち回らなくても済むようになりました(笑)

剥離剤を塗って、プクプク浮いてきたらスクレーパーとワイヤーブラシでひたすらこすり、金属の地肌が見えてきました。

ベースのサフェーサーは、今回使った剥離剤ではあまり効かないようなので、物理的にコソゲ取るしかなさそうです。

ざっと剥離したフレームを風呂場に持ち込み、荒目の耐水ペーパーで剥がし残こしをゴシゴシとコソゲ落とします。

一通り元の塗料を落とし切ったら、耐水ペーパーの番手を細かくしてさらに表面を整えます。

やっとフレームが裸になりました(笑)

休日に少しずつやっていたので、この時点で2月の下旬となりました(笑)

下地を仕上げたフレームに、錆が出る前にさっさとサフェーサーを塗りたいのだけど、お天気の具合と自分の時間の都合が上手くマッチせず、なかなか下塗りに着手できません・・・

数日間、やきもきした気持ちで天気予報と睨めっこして、やっとこさ晴れで湿度が低い日に塗装する時間が取れました。

さて!喜び勇んで下塗りをします。

ブースも無く、スペースも限られていて、どんな風に吊るして塗るか考えに考えた末、脚立に竹竿を縛り付けてそこにフレームを差し込んで回転可能な状態にして塗ることにしました。

初回の吹き付けは、地肌が透けるくらいにサラっと吹く程度で。
この日はこれで時間切れ、作業終了。
脚立のまま部屋に仕舞いこんで、完全に乾くまで放置します。

さて、そんなこんなで、3月になりました。
お天気と空き時間がマッチしたので、キャリアやステー類の塗装に取り掛かります。

まずは、所々浮いている錆を落とします。
激しい変形などが無くて良かった。

サフェーサーをサラッと吹きます。

天気が良いので、この日のうちに数回重ね吹きが出来ました。
今日の塗装の部はこれでおしまい。

先日塗って乾かしておいたフレームをペーパーで仕上げます。

あちこち垂れてて、お恥ずかしいw

ペーパーでしっかり修正しておきます。
さらに2週間ほど放置して、しっかり乾燥させました。

さて、天候と時間の折合いが付いたので、色を塗りましょう。

塗色は、当初から決めていた、大英帝国の緑。
伝統と栄光の B・R・G「Britsh Racing Green」です。
Rover MINIの純正色のB・R・Gの缶スプレーが入手できたので、よかった。
取り合えず、数回塗り重ねて、こんなところかな。
フレームを回転させられるように懸架させられたのは正解だった(笑)

部屋で2週間ほど乾燥させ、しっかり硬化したのを見計らって磨き工程に入ります。

脱脂が甘かったか?数か所で「ハジキ」現象が出てしまっていた・・・
あとは、定番の「タレ」もいくつか見つかった。
やっぱりヲレ・・・塗装は苦手でヘタクソなんだよなぁ・・・

なんだかんだ細かい手直しなどをくりかえし、もたもたしているうちに、4月になりました(笑)

この自転車のためにオーダーした中華革サドルが届きました。


ブラウンカラーで銅リベット、結構良い雰囲気です。
まぁ、本家大英帝国製「BROOKS」に比べるとちょっとビジュアルが貧相なのはご愛敬w
取り付けが楽しみです。

仮組して取り付けてみました。
うん、なかなかサマになってるじゃないか(笑)

次は、ロゴのデザインを考えます。
チェッカーは「ARKS501」や「MICHEL501」では必ず入れたいワンポイント。
それを、どこにどのくらいの大きさで入れるか?
いろいろなデザインを試して比較検討します。


当初は、緑のフレームに黄色か金色でロゴとチェッカー入れて、あわよくばラインでも入れるかと思っていたのだけど・・・

ロゴ文字の台紙の下地色があると良い感じなので、だんだん色気が出てきて、アイボリーっぽい胴抜きを入れたくなってきた(笑)

アイボリーは、緑に合わせて大英帝国のO・E・W「Old English White」にしたかったのだけど、あいにく缶スプレーで「これだ!」って色に巡り合えなかった。

さらに探しに探して、やっと見つけたのが旧プリンス スカイライン GT-Bのアイボリー。
よくこんな旧車の缶スプレーがあったものだと驚いたが、なによりお気に入りのアイボリーに巡り合えてよかった。

さて、しっかりマスキングして塗りましょう。
最初はさらっとつぶつぶが付くくらいで。

慎重に塗り進めていきます。
よしよし、狙い通り良いマッチングです。

胴抜きを塗って、またしばらく放置して完全に乾燥させます。
その間に、ロゴをデザインして、カッティングシート屋さんにオーダーします。

結局、ダウンチューブに貼る飾り文字のアルファベットだけのロゴと、シートチューブに貼るチェッカーフラッグ入りのシートと2種類用意しました。

文字色はシート屋さんの規定カラーで、ブラウンとオレンジの中間位の良い感じの色があったのでそれで決まり。

4月も下旬となり、ゴールデンウィークも近くなったころ、カッティングシートが出来上がって手元に届きました。

塗装もしっかり硬化したので、シートを張る前に軽くコンパウンドで磨いて表面をつるつるにしておきます。


ダウンチューブにマスキングテープを貼り、シートとフレーム両方にセンター出し用の補助線を引いておきます。

慎重にセンターを合わせて、いざ貼ります。緊張の一瞬!

反対側も慎重に作業を進めます。

文字色は、緑ともアイボリーとも良くマッチしてると思う。
規定カラーでよくぞこんな色があったもんだ、よかったよかった(笑)

シートチューブには、こじゃれたデザインフォントとチェッカーフラッグでシートを作った。慎重に貼り込んでいきます。

よしよし、手前味噌だが、なかなかセンス良くできたと思う(笑)

全部のロゴが入りました。
アイボリーの縁には、継ぎ目隠しで6mm幅くらいのゴールドのラインを入れようと思う。

終日天気の良く湿度が低そうな日で、時間が取れるタイミングを調整したりして、結局5月の中旬過ぎてしまいました。

さていよいよフレーム塗装の最後の工程、クリア吹きです。

クリアは、塗装や修復が容易なラッカーにするか?
修復不能、失敗したら塗装全剥がしで最初からやり直しになるウレタンにするか?
迷いに迷って、仕上がりの見た目、皮膜の強さを取って、ウレタンの一発勝負を選択しました。
むっちゃ緊張するなぁ・・・

塗れたよ。
ゴールドラインもよい感じ。

このロゴは、マジでカッコいいな(笑) ツヤツヤになって、一層映えます。
ウレタンクリアを一本だけしか用意してなかったので、本当はもう一回くらい重ねてさらにテラテラに仕上げたかったけが、まぁ、しょうがない・・・
とりあえず、垂れたり、弾いたりせず、綺麗に塗装面に乗ったので、ほっと一息です(笑)

クリアが完全に硬化するまで放置してから、サラッと磨いて仕上げました。

パーツをあれこれ組付けていきます。

おおっ、なかなかサマになってきましたよ(笑)

リヤキャリアには、木箱を積もうと思っていて、別途ワインの木箱を調達しておいた。

銘柄がいろいろあるのだけど、今回は、誰もが知ってる有名どころではなく、知る人ぞ知るシャトー「Chateau.D'YQUEM」(シャトー ディケム)の箱をゲットしました。

そいつに、防水のためのニスを塗っては乾かしをくりかえし、金具を使って、リアキャリアに固定しました。
茶色のサドルバッグは、アマゾンで見つけたフェイクレザーの安物だが、遠目に見れば、それなりに雰囲気にマッチしているかな?w
中にはパンク修理一式と簡単な工具が入ってます。

ちょっと箱が長いかな?
まぁ、折角付けたので、当面このままでいきましょか。

まだ仮組の段階だけど、組みあがったら乗ってみたくなるのが人情ってもんでw
早速、見沼代用水周回に出かけてみた。
メイン自転車のARKS501と比べてかなり重いので、軽快に走るって感じではないけど、速度を落としてのんびり走るにはちょうど良い感じの乗り味です。

別の日に、ARKS501や、今回のフレームを購入した自転車屋さんに、防犯登録しに行きました。
無事、防犯登録出来ました。防犯登録しておかないと、夜、職質とかされたときに面倒なことになるからね~w


荒川沿いに遡って、浦和にある文明堂の工場直販店に行ってソフトクリーム食べたりw
気軽なサンダル代わりの自転車として活躍してもらいましょう。

ホイールは、メインのARKS501と使いまわしができるので、ツーリング用途にと、太目タイヤ(20x1-3/8 = 37-451)をシルバーのホイール(ポリッシュではない)に組んだやつを履かせていたのだけど、余ったハブやスポーク、ニップルでもう一セット組めそうだったので、この自転車用に頑丈なリムを仕入れてホイールを組むことした。

ただ、黒のリムしかなったんだよなぁ・・・

とりあえず組んで、乗っては見たものの・・・
ハブはポリッシュ、スポークはステンレスカラーなので、リムだけ黒いのがちょっと納得いかないんだよな・・・
黒リムでも、まぁ、悪くはないんだけどねぇ・・・
ポリッシュは手入れも大変だし、このままでいいかなぁ?なんて思っていたのだけど。

ん~やっぱり磨いちゃおうかな?(笑)
思い立ったが吉日!

外出しない雨降りの休日があったので、早速ホイールをばらして作業開始。

まず、アルマイトを落とすために、強アルカリの液体に浸します。

アルマイト落とし専用の薬液は値段が高いので、ホームセンターで安価に入手できるパイプ洗浄剤(パイプユニッシュ等)を用意します。

リムは、薬液が良く浸るように、事前に中性洗剤なんかで洗って油脂分を落としておきましょう。

準備が整ったら、薬液に浸していきます。
いっぺんに浸せるタライが無かったので、ちょっとずつ様子を見ながら回して全周薬液処理しました。
薬液に浸ける時間が長すぎると、表面が黒く変色してしまうので、加減が難しいところです。

そんなこんなで、なんとかアルマイトを落としました。

耐水ペーパーで、粗目から細目へと研ぎ仕上げて、いよいよポリッシュ作業にかかります。

いい感じにテカりました。


両輪分、バフ掛け仕上がりました。

サクッと組み上げて振れ取りも済んで、取り付けてみた。
足元が光っていると、オサレ度マシマシになったかな?(笑)

やっぱり、ピカピカは気持ち良いなぁ~
頑張って磨いた甲斐があるってもんです(笑)

早速ホイールのシェイクダウンで、見沼代用水周回コースに出かけました。
コスモスが咲いていて、秋気分です。

ということで、MICHEL501は、10月下旬をもって、一旦完成しました。

かれこれ半年以上掛かってしまったけど、それなりに納得の仕上がりとなりました。

これから、大事に乗っていこうと思います。

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